Eclectic Prog

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  • The Power and the Glory

    GENTLE GIANT

      本作は「権力の腐敗と理想との差」という重厚なテーマを掲げ、当時の社会情勢や政治的空気を色濃く反映した、バンド史上でも特にシリアスな雰囲気を持つアルバムとなっておりますわ。  もともと彼らは、変拍子を駆使した緻密なアンサンブルや、複雑で多層的なコーラスワークを武器とする、シニカルで超絶技巧なプログレッシブ・ロック・バンド。しかし本作では、コンセプトに沿った統一感のあるシリアスなムードが全編を覆い、緊張感と構築美が絶妙なバランスで両立していますわ。楽曲は時に鋭く切り込み、時に静かに語りかけるように展開し、その抑揚が物語性をより際立たせていますの。  その結果、複雑で挑戦的でありながら、驚くほど聴きやすく、知的で深みのある完成度を誇る作品へと仕上がっているのですわ。精緻な演奏と鋭いテーマ性が絡み合い、聴く者の思考を刺激し続ける...。  まさにこれこそ、プログレッシブ・ロックの醍醐味に他なりませんわ!

    1974

    イギリス

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  • The Void

    BEARDFISH

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     スウェーデンの「Beardfish」による2012年作ですわ! 重厚でダークなテイストで、プログレメタルにもかなり接近しつつも、その本質は70sのプログレをしっかりと受け継いだものとなっておりますわ! ダークな導入部分からじっくりアルバムを聴き進めていくと、徐々に表情を見せてくるメロトロンの美しい響きに、ジャジーでクラシカルなアンサンブル! 衝動的な激しさから、幻想的な叙情性へと高まっていくドラマチックな展開!これぞプログレッシブならではの進化ですわ!

    2012

    スウェーデン

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  • 勇気

    BETCOVER!!

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     日本の「BETCOVER!!」による25年作ですわ! フリージャズとファンキーなグルーヴに、哀愁漂うムードのある歌謡ロックなサウンド! 再生すれば、あたかもここは場末のジャズバーか、それとも古びたキャバレー。 終わらない夜。一灯の光に集まる誘蛾のように、このアルバムに誘われていくでしょう。

    2025

    日本

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  • In the Court of the Crimson King

    King Crimson

      「プログレッシブ・ロック」の象徴的存在にして、半世紀以上を経た今なお多くのアーティストやリスナーに計り知れない影響を与え続けている、まさに唯一無二の金字塔的名盤! それが「King Crimson」による衝撃のデビュー・アルバム『In the Court of the Crimson King』ですわ!  冒頭を飾る「21st Century Schizoid Man」は、鋭く切り込むギターとブラス、そして複雑かつスリリングなリズム展開によって、当時のロックの概念を一気に塗り替えた歴史的瞬間ですわね。一方で「I Talk to the Wind」に聴かれるような英国的で叙情豊かなメロディや、「Epitaph」における荘厳なメロトロンの響きは、まるで音楽が壮大な詩画となったかのような美しさを湛えていますわ。  スリリングな前衛性と、胸を打つ抒情性。  その相反する要素を見事に同居させた本作は、まさにロック史に燦然と輝くバイブルですわ!

    1969

    イギリス

    Eclectic Prog

  • Free Hand

    GENTLE GIANT

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     イギリスの「GENTLE GIANT」による1975年作ですわ! 同バンドの最高傑作とも名高いこのアルバムは、超技巧的にしてポップ。中世ルネッサンスのような優雅さとシニカルなファンキーさ。そして躍動する変拍子...。まさに「GENTLE GIANT」らしさ全開の唯一無二なサウンドですわ! 矛盾するような音楽性を、破綻寸前のギリギリのところでポップスに昇華させるその技量はまさに「プログレの巨人」に相応しい完成度! この音楽性に魅了されてしまうと、そこからはプログレ沼ですわよ!!

    1975

    イギリス

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  • Forever Now

    GÖSTA BERLINGS SAGA

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     スウェーデンの「GÖSTA BERLINGS SAGA」による25年作ですわ! 実験的なカオスティックなサウンドで幕を開けますが、続く曲は意外にもクラウトロック的なビートにダークなシンセが轟いており、全体を通して荘厳でありながら、どことなく不穏さを感じられる。そんなアルバムになっておりますわ! しかし、それらの曲のどれもが構造的に編み込まれており、いつの間にかこの蠱惑的な美しさに足を取られ、呑み込まれてしまうようですわ!

    2025

    スウェーデン

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  • Decoding The Emptiness

    DAAL

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     イタリアの「DAAL」による25年作ですわ! 全体を通してダークな音像と浮遊感のあるサウンドスケープにより、まるで深い闇に足を取られたように前後不覚に陥るような体験ですわ!そんな仄暗いメロディの中で煌めくようなメロトロンがキラッ、キラッと輝くように響き、より深淵へと誘われるような感覚になりますわ! 様々なジャンルのサウンドを織り交ぜながらダークに展開する構築美には、これぞまさにプログレッシブ!と喝采したくなるアルバムですわ!

    2025

    イタリア

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  • Spectral Mornings

    STEVE HACKETT

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     イギリスの「STEVE HACKETT」様による1979年作ですわ! プログレの持つブリティッシュな叙情性と、キャッチーでポップなサウンドが融合したソングライティングは、まさに「STEVE HACKETT」様の真骨頂! 様々なテクニックを鮮やかに、しかし決して見せつけることなく楽曲に丁寧に織り交ぜながらアルバムの音楽性を拡張させていく様子は、まさにギターの魔術師! その特徴は音楽性にも出ており、シンフォニックなサウンドから南米風のフォークソング。東洋・中華風なテーマにラテンまで、ワールドワイドなメロディを織り交ぜながらもユーモアたっぷりに展開するため、非常に興味深く聴けますわ! しかし、そんな多種多彩な音楽性を展開しながらも中心には「STEVE HACKETT」様のギターがある! そんな職人技と、アーティストの両面を余すことなく発揮した名盤中の名盤ですわ!!

    1979

    イギリス

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  • Cinder

    LUX TERMINUS

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     アメリカの「LUX TERMINUS」による25年作ですわ! これは、まさに壮大なSF映画を見るようなドラマティック・プログレ! あえてジャンルを挙げればジャズやメタルにシンフォニック...なんて言葉になるのですが、このアルバムを聴けば、そんなことを吹っ飛んでしまうくらい感動的でエモい音像の世界が目の前に広がりますわ! インストゥルメンタルアルバムではありますが、一本の映画を見たような感動が訪れるようなアルバムですわ!プログレ!最高〜!!!

    2025

    アメリカ

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  • Chercán

    CHERCÁN

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     チリの「CHERCÁN」による25年作ですわ! フォルクーレ・ラテンアメリカの精神を受け継いだようなサウンドが、ジャズ・フュージョンとアヴァンギャルドとタッグを組んだ!? アヴァンギャルドなジャム・セッションとプログレ的な構築美は、まさにキング・クリムゾン meets アンデス! 激情と知性!現代最高の知的混沌!!アヴァン・ポスト・フォルクーレサウンドを体験してくださいませ!これは凄いですわよ...!

    2025

    チリ

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