Mirage
CAMEL

イギリスの「CAMEL」による1974年作ですわ! 「おすすめのシンフォニック・プログレは?」と聞かれれば、真っ先に候補に挙がるでしょう!まさにシンフォニック・プログレの王道ですわ! メロディアスなギターと、色彩豊かなキーボードがせめぎ合いながら、ファンタジックで優美なメロディを紡ぎ上げていく叙情的なサウンドは、まさにこのジャンルの真髄ですわ!時にはハードにドライブする瞬間もありますが、その展開の中にも常にリリシズム溢れる美しさがあり、アルバム全体のアクセントとフックとして見事に機能しておりますの。 ただひたすらに美しいメロディ、魅力的な演奏とアンサンブル、そしてドラマチックな起承転結のような構造美…。 緻密なアレンジの中にも温もりが感じられ、楽曲ひとつひとつがまるで壮大な物語を語りかけてくるようですわ。シンフォニックでありながら、聴くたびに新たな発見がある深淵なサウンドスケープは、まさに芸術そのものですわ!