Krautrock

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  • E2-E4

    MANUEL GÖTTSCHING

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     ドイツの「MANUEL GÖTTSCHING」による1984年作ですわ! 先述した「Ash Ra Tempel」のメンバーでもあった彼が、バンド解散後に制作したソロアルバムとなっており、自宅で即興演奏したものをそのまま無編集でリリースしたという、まさに奇跡のようなアルバムですわ! シンプルで無駄のないミニマリズムなサウンドに、反復するリズム。それなのに宇宙的な音の広がりや浮遊感を感じさせるような叙情性...。 後にクラブミュージックでもサンプリングされ、ハウス・テクノにも大きな影響を与えた名盤ですわ!

    1984

    ドイツ

    Krautrock

  • On The Way To The Peak Of Normal

    HOLGER CZUKAY

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     ドイツの「Holger Czukay」による1981年作ですわ! CANの創設メンバーでもあり、その自由な精神を受け継ぎつつ、ソロとしての実験性を強く打ち出した作品となっておりますわ。クラウトロック、サイケデリック、エレクトロニックなサウンドが特徴的ですわ。 「ノーマルの頂へ」という邦題にしては、随分と不穏な雰囲気が漂っており、ラジオノイズやヴォコーダー、サウンドコラージュなどによるテクスチャやズレによる実験的な音像が展開されますわ。そこにフレンチホルンやコンガなどアコースティックなサウンドが加わり、不思議と心地よい浮遊感に満ちた音世界となっておりますわ! 自由奔放で実験性に満ちつつも、聴き込むたびにポップさすら感じてしまう……クラウトロックの妙技、ここにありですわ!"

    1981

    ドイツ

    Krautrock

  • Känguru

    GURU GURU

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     ドイツの「Guru Guru」による1972年作ですわ! フリージャズ・アヴァンギャルドバンドからそのキャリアをスタートさせたバンドでしたが、徐々にサイケデリック・スペースロックの影響を受け、その音楽性を発展させてきましたわ。そうして構築された彼らの音楽性が一つ結実したアルバムが本作といえるでしょう! スペースロックと、フリージャズ。バンドの代名詞のようなジャンルをそれぞれ巧みに融合されており、そこにシュールなユーモアがエッセンスとして加わっており、まさに「Guru Guru」な世界観を展開しておりますわ!

    1972

    ドイツ

    Krautrock

  • Ash Ra Tempel

    ASH RA TEMPEL

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     ドイツの「Ash Ra Tempel」による1971年作ですわ! クラウトロック黎明期を代表するアルバムの一つであり、後にそのジャンルで活躍する偉大なメンバーたちによる、奇跡のようなバンドのファーストアルバムですわ! クラウトロックといえば「長尺ジャム+陶酔的なスペースサウンドと電子音」を確立した構造をしており、特にロック的なジャムセッションから電子アンビエント的な輪郭が溶けていくような酩酊感には、目を見張るものがありますわ! 宇宙的な静寂と狂気、ループとジャム──そういった相反する二つの要素が高い次元で統合・調和されており、その後のクラウトロックはおろか、様々な音楽ジャンルに影響を与えた名盤と言えるでしょう!

    1971

    ドイツ

    Krautrock

  • Yeti

    AMON DÜÜL II

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     ドイツの「Amon Düül II」による1970年作ですわ!邦題は「地獄!」。 クラウトロック黎明期の作品であり、「クラウトロック運動全体にとっての礎の一つ」とまで称されるアルバムですわ! その音楽性は、後のクラウトロックと比べると、サイケデリック色の強いジャム・ハードロックという印象がありますが、その陶酔感や空間感のあるジャムは、なるほど後のクラウトロックと強く結びついていると感じられますわ。 歌モノも多くメロディは聴きやすい反面、そのハードサイケデリックの極彩色とアヴァンギャルドな音像は、たまらない魅力がありますわ! こうした実験性に満ちたアルバムに誘われ、その後クラウトロック文化が開花していく──抑えて損はない名盤ですわ!"

    1970

    ドイツ

    Krautrock

  • Future Days

    CAN

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     ドイツの「CAN」による1973年作ですわ! クラウトロックの代表バンドとしても名高く、それでいて日本人である「ダモ鈴木」様がボーカルを務めていることで、日本との強いつながりも感じられる本作は、まさにクラウトロックが誇る大名盤ですわ! ジャンルを象徴するような反復的なリズムの上で、アンビエントのような空間的サウンドによる浮遊感がとても心地よいですわ。 しかしながら、元々バンドが得意としていたグルーヴ感にも溢れており、ただの反復ではない不思議な陶酔感と高揚感に満ちたリズムが、楽曲全体に疾走感をもたらしておりますわ。 空間的なサウンドは、まるで霧がかったように、どこか遠くから聞こえてくるように表現されており、それがまた心地よい残響・余韻・酩酊感を生み出して、まるで夢の中のようなメランコリックな質感に仕上がっておりますわ。 この心地よさの中に揺蕩っているうちに、いつの間にかスペーシーな音像の世界へと引き込まれていく――創造性に満ちたアルバムですわ!

    1973

    ドイツ

    Krautrock

  • Faust IV

    FAUST

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     ドイツの「FAUST」による1973年作ですわ! クラウトロック……それは、ドイツを中心に発展したロックのことを指しており、ドイツでよく食される「キャベツの漬物(ザワークラウト)」の名前からそう呼称されたとのことです。元々は軽蔑的な意味も込められていたのですが、「ドイツ特有の音楽性」を強調する形となり、今ではしっかりとジャンルとして定着するに至りました。 そんな「クラウトロック」の名前を大胆に取り入れたのが本作!アルバムのオープニング曲のタイトルはそのまま「Krautrock」!そして、そのサウンドは、ジャンルの音楽性を存分に体感できるエレクトロニカルなドローン・アンビエント・ノイズと反復するビート。 ミニマルで実験的なサウンドなのに、どこか温かみとキャッチーさを感じさせるのは、まさにジャンルを代表する1枚と言っても差し支えのない、クラウトロックの金字塔と言えるでしょう!

    1973

    ドイツ

    Krautrock

  • Volume 10

    ELECTRIC ORANGE

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     ドイツの「ELECTRIC ORANGE」による2014年作ですわ! クラウトロックのその実験的精神はもはや語るまでもありませんが、その精神性を現代的に昇華! 揺らぐようなドローンやバラバラに響く個々の楽器の音が、流れを見出すようにグルーヴへと完成されていく様は、まさに即興ならではの冒険精神! しかし、そのグルーヴへと完成されるまでにはサイケ・アンビエント・ドローンと様々なジャンルの狭間をスルスルと抜けていくようで、単なる即興を超えた展開と実験性に満ちていますわ! 即興的でありながら、完成度の高い構築美...。これぞまさにネオ・クラウトロックの金字塔ですわ!

    2014

    ドイツ

    Krautrock

  • Instruments

    WATER DAMAGE

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     アメリカの「WATER DAMAGE」による25年作ですわ! ズン!ズン!とスローなテンポで大地を揺らしながら歩いてくるような轟音のドローン・ノイズの振動! メロディらしいメロディや展開などはなく、ねじれるようなリフを延々とループしながら猛進するサウンドは、聞いているうちに自分がどこに立っているかもわからなくなるような浮遊感をもたらしますわ! 無限に続く轟音、浮遊感にトランス的な感覚を覚えてしまいますわ〜!

    2025

    アメリカ

    Krautrock

  • Passagen

    ZEMENT

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     ドイツの「ZEMENT」による25年作ですわ! クラウトロックをベースにニューウェイブの香りが漂いますが、やはり聴いて一番特徴的なのは、そのビートの気持ちよさでしょう! 「NEU!」のハンマービートを彷彿とさせるドライヴ感の高いビートには、これぞクラウトロック!と思わず頷いてしまいますわ! それでいて、ディスコ的なキラキラとしたエレクトロサウンドやダンサブルなナンバーの数々など、ヴィンテージさとモダンさの調和がお見事ですわ!

    2025

    ドイツ

    Krautrock