The Outsider
NUMEN

スペインの「NUMEN」による25年作ですわ! CDにして2枚組の、一大コンセプトアルバムとなっており、ネオプログレとロックオペラのシアトリカルなサウンドが特徴的ですわ! 主人公「Paul」の内的・精神的な旅路を描いた作品となっており、アイデンティティの探求などパーソナルなテーマを、その感情的かつドラマチックに表現しておりますわ。 まさに耳で味わう物語。ぜひアルバムを通してその世界観へと没入していただきたい一枚ですわ!
レコメンド
スペインの「NUMEN」による25年作ですわ! CDにして2枚組の、一大コンセプトアルバムとなっており、ネオプログレとロックオペラのシアトリカルなサウンドが特徴的ですわ! 主人公「Paul」の内的・精神的な旅路を描いた作品となっており、アイデンティティの探求などパーソナルなテーマを、その感情的かつドラマチックに表現しておりますわ。 まさに耳で味わう物語。ぜひアルバムを通してその世界観へと没入していただきたい一枚ですわ!
ポーランドの「Riverside」による2005年作ですわ! メタルの持つ重さと、プログレの持つ叙情性が巧みに融合したサウンドとなっており、その“静と動”のコントラストがアルバムをよりドラマチックに彩っておりますわ! 内省的な葛藤や変化をテーマとしており、その感情の揺らぎがそのままサウンドに映し出されることで、聴く者をより深くアルバムの世界へと引き込みますの。 叙情的で憂いを帯びたメロディを美しく奏でながらも、激しい場面では鋭く疾走する――そんな展開の妙に、プログレメタルならではのドラマを強く感じられる一枚ですわ!
イタリアの「PENTESILEA ROAD」による25年作ですわ! ヘヴィなサウンドを軸にしながらも、キャッチーでメロディックなサウンドや情感たっぷりにドラマチックに展開する構成など、ただヘヴィなだけではない、バンドのサウンドとしてのスケールを持った力強いアルバムですわ! 多種多様な表現が、変化に富んだ構成で出てくる点も、アルバムの聞き応えを十二分にしており、アルバムを通して旅をするかのような体験ができますわ!
ブラジルの「ATOMIC TIME」による25年作ですわ! アンビエントなサウンドスケープによる、静謐な空間を感じられるような音響世界とダークな音像による叙情性。そして、激情的な音による激しいサウンドによる、モダンなサウンドの対比と調和が非常に素晴らしいですわ! 収録されている曲はいずれも10分超えと、大曲揃いのアルバムですが、それに見合うだけの素晴らしい体験がここにはありますわ!
アメリカの「SWANS」による25年作ですわ! プロデューサー自身が「all-consuming sound worlds(すべてを飲み込む音像世界)」というように、静寂の導入からクレシェンドを経て、エクスペリメンタルな音の世界へと飲み込まれていくサウンドになっておりますわ。 重厚なサウンドによる空間的なアンビエント・ドローンの反復と、ボーカルの歌と語りにより音の世界へと導かれていく、その音の物語は、アルバムのタイトルに象徴されるような「誕生」から「変化」。そして「終わりと始まり」という展開のように、壮大な音像による人生そのものを描いているようですわ! いずれも大曲揃いで、集中力も試されるアルバムではありますが、反面聴き終わった後の満足感は言うまでもありませんわ!
日本の「FLOWER TRAVELLIN' BAND」による1971年作ですわ! 東洋的な旋律とシタール風ギター、そして和太鼓っぽさも感じられるようなリズムが大胆に取り入れられたサイケデリックサウンドになっており、トリップするような陶酔感を生み出しておりますわ! 強烈なグルーヴ感と即興でありながら恍惚に上り詰めていくかのようなギター、そして震えるような魂のボーカル! まさに日本が世界に誇るべきモンスターアルバム...いえ、妖怪アルバムですわ! ちなみにこのバンドは国内よりも海外でいまだに根強い人気を誇っているとのことです。
オーストラリアの「KING GIZZARD AND THE LIZARD WIZARD」による2017年作ですわ! ガレージ・サイケ・クラウトの音像は当然のことながら、特筆すべきはその中東的な音による異国の香り漂うサウンド!この中毒性のあるカラフルなサウンドに、さらにグイグイと引き寄せられるビート!さらにさらに「四分音階」という半音よりもさらに狭い音程(微分音)を用いており、その絶妙な響きがこのアルバムに不思議な魅力を生み出していますわ! こんな飛び技・離れ技を披露しておきつつも、その音楽は唯一無二なキャッチーさに溢れており、病みつきになること間違いなし!?
ベルギーの「HYPNOS 69」による2010年作ですわ! 70年代のプログレを現代的に再解釈をしたような本作は、特にサイケデリック・ハードなサウンドを展開しておりますわ!ヴィンテージなサウンドを煙らせ、リリシズムたっぷりなメロトロンの渦には、これぞプログレの精神を受け継ぎし者!と強く感じさせてくれますわ! 時を超え、時代を超えて引き継がれていくプログレサウンド。しかしながら、決して懐古主義ではない、耽美性と新たな表情にドキッとするアルバムですわ!
イギリスの「NIRVANA」による1967年作ですわ! オルタナ・グランジを代表するあの「Nirvana」ではございませんわ。 サウンドは60sのサイケデリック・ソフトロックとなっており、ビートルズ的なカラフルさと幻想的なポップスがとけあい、まるで夢心地のようなサウンドになっておりますわ! テーマ性としては「少年サイモンの孤独から、愛の翼を手に入れて飛翔していく物語」でして、そのストーリー性は非常にサイケデリックかつロマンティック。ロック・オペラのような美しさを楽しめる一枚ですわ!
イタリアの「ARTI E MESTIERI」による1974年作ですわ! 本作は、イタリアン・プログレというよりはジャズ・プログレに近い立ち位置にありますが、そのアヴァンギャルドな魅力と地中海的なロマンには、イタリアンプログレのような芸術的志向性が強く感じられますわ! 高い演奏技術から繰り出される演奏には目を見張るものがあり、ジャズ・フュージョンをベースにした構造美は絶品! シンフォニック的な豊かさとドラマチックなリリシズム。そこに飛び込む技巧的な演奏は、イタリアンプログレともジャズプログレともまた違った鮮烈さを持っていますわ! ちなみにバンド名はイタリア語で「芸術と職人」を意味しており、まさに名は体を表すとはこのことかと思うアルバムとなっておりますわ!