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レコメンド

  • Present from Nancy

    SUPERSISTER

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     オランダの「SUPERSISTER」による1970年作ですわ! ついにカンタベリーロックはイギリスを離れ、オランダに上陸しましたわ! カンタベリー・サウンドの持つアヴァンギャルド性やシニカルなユーモアセンスが、オランダの地で咀嚼され、素朴さや宗教的な荘厳さが加わることで、お国柄も反映された新しいカンタベリー・サウンドへと進化しましたわ。 聴いていて楽しくなるような遊び心に満ちたアルバムで、複雑な知的さと子供っぽい無邪気さが同居した、魅力的な作品ですわ!"

    1970

    オランダ

    Canterbury Scene

  • Space Shanty

    KHAN

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     イギリスの「Khan」による1972年作ですわ! ギタリスト「Steve Hillage」様を中心に結成されたバンドで、後のソロや「GONG」での活躍など、幅広い活動に至る前の初期作品とも言えるアルバムですわ。 アルバムのタイトルの通り、宇宙を感じさせるスペースロック的な浮遊感とサイケ感が漂い、伸びやかなギターと空間感のあるキーボード・シンセの音、星々の煌めきのようなキラキラしたサウンドが楽しめますわ。それでいて、叙情的な響きやカンタベリー系のジャジーなテイストが加わることで、目を閉じればロマンチックな宇宙空間が広がるようですわ。 バンドとしては唯一のアルバムという事実もまた、このアルバムの魅力を高める要因のひとつと言えるでしょう。

    1972

    イギリス

    Canterbury Scene

  • Third

    THE SOFT MACHINE

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     イギリスの「THE SOFT MACHINE」による1970年作ですわ! カンタベリーロックと言われて真っ先に思い出すバンドといえば「CARAVAN」と「THE SOFT MACHINE」ではないでしょうか? そんなに「CARAVAN」の甘いポップなサウンドに対して、こちらは同じカンタベリーロック作品の中でも、リスナーを試す試金石ですわ! わかりやすいポップさはなく、アルバム冒頭ではノイジーなサウンドがカオスティックに奏でられており、いきなりリタイア、というのもあり得なくはありませんわ……。 しかし、そこを超えて現れる演奏は、まさに血湧き肉躍る、アヴァンギャルドでサイケデリックな感覚を持ったジャズ・ロックですわ!ギャンギャンに効いたファズ・サウンドによる官能的な演奏と、シニカルなポップセンスがキラッと光るメロディは、まさにこれぞカンタベリーロックの秘宝ですわ!その後もアヴァンギャルドなサウンドとサイケ・ポップなサウンドが目まぐるしく展開していく様は、ため息が出るほど素晴らしいですわ。 しかしながら、やはり視聴の難易度は高めですので、今は苦手でも、気が向いた時に少しずつ聴きながら、少しずつカンタベリーロックの魅力に落ちていきましょう!

    1970

    イギリス

    Canterbury Scene

  • In the Land of Grey and Pink

    CARAVAN

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     イギリスの「Caravan」による1971年作ですわ! カンタベリーロックの金字塔であり、代表作と言っても過言ではない本作は、アルバムの前半を小曲でまとめ、後半に大作が占めるという、プログレにはお馴染みの構成となっておりますわ。 前半部分では、牧歌的で叙情的なサウンドと、ひねりの効いたシニカルでポップなメロディが融合しており、カンタベリーロックの持つ「ポップだけど捻くれている、美しいけれど刺激的な」サウンドを存分に楽しむことができますわ。 そして、カンタベリーロックのもう一つの顔とも言える、即興性の激しさを見せてくれるのが後半の大曲!変拍子の展開や転調、そしてなんと言っても弾き倒すキーボード! 叙情的で美しいテーマでありながら、そのモチーフにアグレッシブかつドラマチックな変化をつけることで、素晴らしい構造美を感じることができますわ。  そんなカンタベリーロックの魅力を十二分に味わえる、まさに名盤ですわ!

    1971

    イギリス

    Canterbury Scene

  • 多元宇宙への旅

    Far East Family Band

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     日本の「Far East Family Band」による1976年作ですわ! 元々プログレ・サイケ活躍しておりましたバンドですが、今作にはなんと電子音響の巨匠!「Klaus Schulze」様がプロデュース! 電子音楽の本場からの影響を多分に受けたそのサウンドは、永遠の宇宙の果てを感じさせるような広大なスケール感と、煌びやかな幻想的な電子サウンドにより彩られ、遠い世界へとトリップしたかのような衝撃を受けますわ! プログレによって、多元宇宙の扉は開かれたのです!飛び出していけ、宇宙の彼方!

    1976

    日本

    Psychedelic/Space Rock

  • Radio Gnome Invisible Vol. 3 – You

    GONG

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     フランスの「GONG」による1974年作ですわ! 「Radio Gnome Invisible」三部作の第3作目にして、その宇宙物語の完結編となっておりますわ! 過去作で登場した不思議な生き物たちや宇宙的テーマが、この作品でひとつの結実を見せますわ。そのため音楽性も壮大に深化しており、GONGの黄金期とも呼べるメンバーたちによる、集団トランス状態のような狂宴はまさに別格ですわ!宇宙の叡智が自分の中に流れ込んでくるような、刺激的で極彩色のサイケデリック体験。ドリーミーでアンビエントな浮遊感によって、「宇宙」と溶け合うような音像。 そして最後に提示されるのは、「旅は永遠に続く」というメッセージ……。 決して終わりはなく、この永遠のサイクルの中で、また新たなる旅路が始まるという輪廻の物語ですわ。 アルバムの主人公である「ZERO」と共に、このアルバムを通して宇宙への旅に出かけましょう!"

    1974

    フランス

    Canterbury Scene

  • Valentyne Suite

    COLOSSEUM

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     イギリスの「Colosseum」による1969年作ですわ! 「ヴァレンタイン組曲」の邦題で知られる本作は、70年代のプログレッシブ・ロック黄金期に先駆けて発表された本作は、まさにジャズ・ロックの、そしてプログレッシブ・ロックの創世期を代表する重要アルバムですわ! 元々ブルース・ジャズをルーツにしていたバンドでしたが、本作ではさらにジャズの構造を細かく分解し、ロックと深く融合させた展開を見せておりますわ。特にアルバム後半を占める一大組曲は、その代表作と言えるでしょう。 「テーマ変奏」「展開」「回帰」という曲構成が見事にハマっており、そこに管楽器のチェンバーサウンド。そして、なんと言ってもギターに勝るとも劣らないキーボードの快演が光ることで、後のプログレッシブ・ロックに至る音像を見事に生み出しておりますわ! とはいえ、そんな小難しい文脈は一旦横に置いて、熱を帯びた演奏のかっこよさはまさに唯一無二! キレッキレの演奏をご一聴あれですわ!!

    1969

    イギリス

    Jazz Rock/Fusion

  • Birds of Fire

    MAHAVISHNU ORCHESTR

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     アメリカの「MAHAVISHNU ORCHESTR」による1973年作ですわ! マイルス・デイヴィス・バンドにも参加し、かのジミー・ペイジにギターを教えたという天才「John McLaughlin」を中心に、同じくマイルス・デイヴィス・バンドに参加していた「Billy Cobham」、後にグラミー賞をいくつも受賞する「Jan Hammer」、同じバンドで活動していた「Jerry Goodman」、そして「Rick Laird」を加えた、そうそうたるメンバーによって結成された、ジャズ・ロック/フュージョンを代表する名盤ですわ!! その演奏は、文字通り「火の鳥」が空を飛翔するが如く! ぐんぐんとスピードを上げ、高度を増していくような心地よい疾走感と、空高く駆け上がっていくドライブ感は圧巻ですわ! さらに、インド音楽からの影響が色濃いフレーズが、わたくしたちを導くかのように、精神的な高みへと飛翔していきますの。 「偉大なる宇宙の存在」に導かれ、炎の如く熱気を帯びた快演――まさに必聴ですわ!!

    1973

    アメリカ

    Jazz Rock/Fusion

  • Bitches Brew

    MILES DAVIS

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     ジャズの皇帝「Miles Davis」による1970年作にして、伝説的なジャズ・フュージョンを代表する名盤ですわ! 名盤として名高いアルバムではありますが、かなり難解な作品だと思います。それこそ、その先進性や革新性は、本格的にジャズや音楽の世界でプレイしている方でないと気づかないような専門性がありますわ。 しかしながら、一つの功績として挙げられるのは、やはり電子楽器とロック/ファンク由来のグルーヴをジャズに大胆に取り込み、その後の「フュージョン」という新しい潮流を決定づけたことでしょう! あまりに革新的な故にジャズの保守派からは強い批判があった一方で、ロック文化からは強い共鳴を呼び、今では「ジャズとロックを橋渡しした歴史的名盤」として語り継がれておりますの。 う〜ん、まさにこれぞ「プログレッシブ」ですわ!

    1970

    アメリカ

    Jazz Rock/Fusion

  • Mirage

    CAMEL

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     イギリスの「CAMEL」による1974年作ですわ! 「おすすめのシンフォニック・プログレは?」と聞かれれば、真っ先に候補に挙がるでしょう!まさにシンフォニック・プログレの王道ですわ! メロディアスなギターと、色彩豊かなキーボードがせめぎ合いながら、ファンタジックで優美なメロディを紡ぎ上げていく叙情的なサウンドは、まさにこのジャンルの真髄ですわ!時にはハードにドライブする瞬間もありますが、その展開の中にも常にリリシズム溢れる美しさがあり、アルバム全体のアクセントとフックとして見事に機能しておりますの。 ただひたすらに美しいメロディ、魅力的な演奏とアンサンブル、そしてドラマチックな起承転結のような構造美…。 緻密なアレンジの中にも温もりが感じられ、楽曲ひとつひとつがまるで壮大な物語を語りかけてくるようですわ。シンフォニックでありながら、聴くたびに新たな発見がある深淵なサウンドスケープは、まさに芸術そのものですわ!

    1974

    イギリス

    Symphonic Prog