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レコメンド

  • Future Days

    CAN

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     ドイツの「CAN」による1973年作ですわ! クラウトロックの代表バンドとしても名高く、それでいて日本人である「ダモ鈴木」様がボーカルを務めていることで、日本との強いつながりも感じられる本作は、まさにクラウトロックが誇る大名盤ですわ! ジャンルを象徴するような反復的なリズムの上で、アンビエントのような空間的サウンドによる浮遊感がとても心地よいですわ。 しかしながら、元々バンドが得意としていたグルーヴ感にも溢れており、ただの反復ではない不思議な陶酔感と高揚感に満ちたリズムが、楽曲全体に疾走感をもたらしておりますわ。 空間的なサウンドは、まるで霧がかったように、どこか遠くから聞こえてくるように表現されており、それがまた心地よい残響・余韻・酩酊感を生み出して、まるで夢の中のようなメランコリックな質感に仕上がっておりますわ。 この心地よさの中に揺蕩っているうちに、いつの間にかスペーシーな音像の世界へと引き込まれていく――創造性に満ちたアルバムですわ!

    1973

    ドイツ

    Krautrock

  • Faust IV

    FAUST

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     ドイツの「FAUST」による1973年作ですわ! クラウトロック……それは、ドイツを中心に発展したロックのことを指しており、ドイツでよく食される「キャベツの漬物(ザワークラウト)」の名前からそう呼称されたとのことです。元々は軽蔑的な意味も込められていたのですが、「ドイツ特有の音楽性」を強調する形となり、今ではしっかりとジャンルとして定着するに至りました。 そんな「クラウトロック」の名前を大胆に取り入れたのが本作!アルバムのオープニング曲のタイトルはそのまま「Krautrock」!そして、そのサウンドは、ジャンルの音楽性を存分に体感できるエレクトロニカルなドローン・アンビエント・ノイズと反復するビート。 ミニマルで実験的なサウンドなのに、どこか温かみとキャッチーさを感じさせるのは、まさにジャンルを代表する1枚と言っても差し支えのない、クラウトロックの金字塔と言えるでしょう!

    1973

    ドイツ

    Krautrock

  • Si on avait besoin d’une cinquième saison

    HARMONIUM

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     カナダの「Harmonium」による1975年作ですわ! アルバムは5つのトラックからなっており、それぞれ「春夏秋冬+第五の季節」というコンセプトに基づいて制作されているのですが……とにかく美しい! メランコリックで叙情的なメロディに切なさが入り混じったその感覚。これぞフォーク・プログレの醍醐味ですわ! さらに、そんなフォークサウンドにメロトロンが絡むことで、クラシカルに盛り上げていく様は、「もうこれ以上わたくしを泣かせんといてくれ!」と思わず言ってしまうほどの素晴らしさがありますわ! トラッドなアコースティックサウンドがお好きな方には、迷うことなくお勧めできるフォークプログレの大名盤ですわ!"

    1975

    カナダ

    Prog Folk

  • Red Queen to Gryphon Three

    GRYPHON

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     イギリスの「Gryphon」による1974年作ですわ! このバンドの特徴は、なんといっても古楽を全面に押し出した、その中世&バロックサウンドの印象深さですわ! 使用されている楽器は「リコーダー」「クルムホルン」「ファゴット」と、おおよそロックバンドでは見かけないものばかり。木管楽器特有の暖かな音色による情緒あふれるサウンドに包まれれば、まさにここはルネサンスの世界!? アコースティック楽器やクラシックを用いたプログレバンドは数多くありますが、ここまで中世・バロックサウンドと深く融合したバンドは稀で、まさに唯一無二の世界観ですわ! アルバムのテーマは「チェス」で、曲は刻一刻と変化する盤上を表すようにドラマチックに展開。曲の展開を楽しみながら、「今はどんな状況か…」と想像して聴くと、とても楽しいですわ。 ぜひこのアルバムを聴きながら、一局お手合わせいただきたいですわ!

    1974

    イギリス

    Prog Folk

  • First Utterance

    COMUS

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     イギリスの「COMUS」による1971年作ですわ! ジャケットの印象をそのまま表現したようなまさに衝撃的な、呪術的で不気味で、恐ろしいサウンドを展開! サイケデリックな音作りとフォークロアなサウンド。そしてシアトリカルに歌う不気味なアルバムになっており、その音楽性を発展させてきたブリティッシュ・トラッド・フォークは、ついにその音楽性の極致へと到達しますわ! こういった恐ろしげな雰囲気もまた、ブリティッシュが見せる蠱惑的な魅力といえるのではないでしょうか?"

    1971

    イギリス

    Prog Folk

  • Dúlamán

    CLANNAD

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     アイルランドの辺境の地に住むブレナンファミリーによる5人組のファミリーバンド「Clannad」が1976年に発表した3枚目のアルバムですわ! アコースティックなサウンドによる素朴さと叙情性は、まさに美しきアイリッシュ・トラッドの大名盤ですわ! 1980年には世界的にも有名な「Enya」も加わりアルバムを制作しておりますわ!少し曲調は変わってしまうのですが、そちらもぜひ合わせてお聞きくださいませ!

    1976

    アイルランド

    Prog Folk

  • On the Shore

    TREES

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     イギリスの「TREES」による1970年作ですわ! トラディショナル・フォークにサイケデリック・ロックの要素を巧みに融合させた音楽性が特徴で、ボーカルを務めるCelia Humphris様の透き通るようなハイトーンボイスが重なり合い、実に幻想的な響きを生み出しておりますわ。彼女の澄み渡った声は、聴く者を英国特有の神秘的で牧歌的な情景へと誘ってくれるでしょう。 ロック色が強く表れながらも、アシッドフォークの文脈から見ても高い完成度を誇る作品であり、まさに英国フォークロック史に残る、非常に素晴らしい名盤ですわ!

    1970

    イギリス

    Prog Folk

  • Basket Of Light

    THE PENTANGLE

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     イギリスの「THE PENTANGLE」による1969年作ですわ! アメリカから入ってきたフォーク・ブルースにブリティッシュ・トラッドの要素を融合させた音楽性が特徴で、そのトラッドフォークにさらにサイケやジャズなどのサウンドも取り込んだ、本作はこの後に続くトラッドフォークの方向性を指し示すアルバムですわ。 美しいボーカルによるアンサンブル、シタールなどのわずかにサイケデリックな香り、そしてジャズのようなスキャットの伴奏が特徴で、トラッドフォークの原点にして頂点とも言える、プログレッシブな名盤ですわ!

    1969

    イギリス

    Prog Folk

  • Fish Rising

    STEVE HILLAGE

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     イギリスの「STEVE HILLAGE」による1975年作ですわ! 「Khan」の中心メンバーであり、「GONG」にも参加。その音楽性を支えた名ギタリストによるソロ・アルバムですわ! アルバムは「Fish Rising(上昇する魚)」という不思議なタイトルに「The Salmon Song」など魚に関わる名前の曲ばかりなのですが、そのサウンドは非常にサイケデリックでスピリチュアル!!鮭の遡上のように、逆流の中を身を捩らせながら登っていくかのように進行していくギター!そして、じわじわと上流へと向かい、水から空へ、空から宇宙まで上り詰めていくようなサイケデリックな音の世界ですわ!

    1975

    イギリス

    Canterbury Scene

  • The Civil Surface

    EGG

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     イギリスの「EGG」による1974年作ですわ! 元々1969年から活動していたのですが、色々ありまして1972年に一度解散。その数年後に再結成され、作られたアルバムですわ。 ロックというよりは室内楽的なアコースティック・サウンドが特徴的なバンドですが、そこはカンタベリーロック。一筋縄ではいかない変拍子や、シニカルなユーモア溢れるメロディが展開されており、退屈する暇はありませんわ。前衛性・実験性の高さも特徴的で、シリアスさとユーモアの両方のバランスがとても素晴らしいアルバムですわ!

    1974

    イギリス

    Canterbury Scene