A Tower of Silence
ANUBIS

オーストラリアの「ANUBIS」による2011年作ですわ! 本作で特筆すべき点は、なんといっても6部構成の組曲「The Passing Bell」ですわ! 激しい変拍子で幕を開けるこの楽曲は、「19世紀に精神病院の壁の中に閉じ込められ、亡くなった少女」の物語をコンセプトに構築されておりますわ。緊迫感ある変拍子から一転、美しく幻想的な雰囲気で壮大なシンフォニックサウンドを展開するなど、緩急のついた素晴らしい組曲となっておりますわ! 亡くなった少女の望んだこととは一体何だったのか―少女を巡る世界の物語は、美しい叙事詩として語り継がれていきますわ!