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レコメンド

  • Remedy Lane

    PAIN OF SALVATION

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     スウェーデンの「Pain of Salvation」による2002年作ですわ! バンドの中心人物である「Daniel Gildenlöw」様による半自伝的なコンセプト・アルバムで、内省的なテーマを描いていることもあり、そのメロディは繊細で叙情的。そして、どこかシアトリカルな雰囲気も漂う、深い物語性に満ちておりますの。 ダークなメタルサウンドが、物語の中で描かれる苦悩や葛藤を激情的に、時には技巧的に彩り、揺れ動く感情をエモーショナルに表現しておりますわ! 自己との対峙、愛と喪失の物語——。魂に訴えかけるような、心を揺さぶるプログレッシブ・メタルの名盤ですわ!

    2002

    スウェーデン

    Progressive Metal

  • Dimension Hatross

    VOIVOD

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     カナダの「Voivod」による1988年作ですわ! もともとはスラッシュ・メタル・バンドとして活躍していた「Voivod」でしたが、さらなる音楽性を求め、よりメロディックなリフやサイケデリックなサウンドスケープを融合させ、「プログレッシブ・スラッシュ・メタル」の道を切り開いたのですわ! 本作は、まさにその野心的な実験性と進化性に舵を切った転換点とも呼べるアルバムですわ! アルバムは、バンドのアイコンでもある「Korgull」が創造した人工次元「Hatröss」を舞台に、テクノロジー・統制・破壊・超越性といったテーマを軸に構築されたコンセプト・アルバムとなっておりますの。 そしてその音楽性は、スラッシュ・メタルの超スピード感の中に、変拍子やテンポ変化をテクニカルに織り交ぜた、正確無比な技巧の応酬!複雑さを内包しながらも、スピード感や凶暴性を一切損なうことなく疾走するサウンドには圧倒されますわ! さらに、コンセプトの「別次元感」を際立たせるために、電子音やノイズを積極的に導入している点も、まさにプログレ的発想ですの! 技巧・個性・変化の三拍子が高い次元で融合した、まさにプログレッシブ・メタル史における重要な転換点と言える名盤ですわ!

    1988

    カナダ

    Tech/Extreme Prog Metal

  • Operation: Mindcrime

    QUEENSRYCHE

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     アメリカの「Queensrÿche」による1988年作ですわ! かの「Dream Theater」様よりも前に、メタルの音楽性を追求した“プログレッシブ・メタル”の草分け的アルバムとなっており、記憶喪失の主人公を追うコンセプト・アルバムですの! そのシリアスなストーリーを表現するため、主人公の声もゲストで迎え、台詞回しやコーラス隊による群衆の声など、ロック・オペラとしてシアトリカルに展開していきますわ! 曲間にもSEや演出が挟まれ、まるで一つの劇を観ているようにアルバムが進行していきますの。そのドラマチックな展開を際立たせるように、拍やテンポの変化、技巧的なフック、そして語りや憂いから爆発するようなメタルリフ――まるでアクション映画のような展開にドキドキが止まりませんわ! 果たして、主人公ニッキーと謎の男ドクターXとの関係は!? そしてシスター・メアリーの運命は!? 一体どうなってしまうのかしら!? えっ、「II」もあるんですの!?

    1988

    アメリカ

    Progressive Metal

  • Images and Words

    DREAM THEATER

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     アメリカの「Dream Theater」による1992年作ですわ! ヴォーカルに「James LaBrie」様を迎えての初作であり、その後に至るまで脈々と続くバンドの方向性を決定づけたアルバムですわ! それまでもプログレッシブ・ロックとメタルの融合は模索されておりましたが、やはりジャンルとしての完成形は、このアルバムによって成し遂げられたと言っても過言ではないでしょう!! クラシカルなプログレッシブ・ロックが持つメロディアスな叙情性や、シンフォニックでドラマチックな構成を備えつつ、テクニカルな変拍子や複雑な展開をメタリックに洗練させたサウンドは、まさにプログレッシブ・メタルの金字塔ですわ! ヒット曲「Pull Me Under」も素晴らしいですが、わたくしとしては「James LaBrie」様の甘いボーカルが光る「Another Day」の美しさとドラマチックなバランスが、とても魅力的で最高ですわ!

    1992

    アメリカ

    Progressive Metal

  • Phantasia

    LITE

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     日本の「Lite」による2008年作ですわ! インストゥルメンタルバンドでありながら、そのクールなサウンドでドラマチックかつダイナミックに楽曲を展開させていきますわ! マスロックのテクニカルな緻密さと、構造美が際立っていながらも、感情的な高揚感と情熱的に踊るサウンド!相反するようなその2面性が美しく融合する官能的な音像!!たまりませんわ! アニメ「ロックは淑女の嗜みでして」でも楽曲が使用されており、これを機に再注目してみてはいかがかしら!?"

    2008

    日本

    Post Rock/Math rock

  • For Long Tomorrow

    TOE

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     日本の「toe」による2009年作ですわ! 日本を代表するポスト・マス・ロックバンドといえば真っ先に名前が上がるでしょう! 緻密なリズムに繊細なギターがまるで音のパズルのように複雑に構築されながら絡み合う!そのサウンドは非常にクールなのですが、そこにアコースティックギターやボーカルが加わることで、どこか温かみすら感じるような味わい深いアルバムとなっておりますわ! そんなテクニカルな演奏をしながらも熱く、確かな熱を帯びながら、その演奏を高め爆発させるサウンドは、必聴ものですわ!"

    2009

    日本

    Post Rock/Math rock

  • For the First Time

    BLACK COUNTRY; NEW ROAD

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     イギリスの「Black Country, New Road」による2021年作ですわ! ジャンルとしてはポストロックに括られることも多いのですが、この音楽性はもはやジャンルに囚われない、真にプログレッシブなサウンドと言ってよいでしょう! 2020年前後からのオルタナティブ、ポストパンク、ポストロックに、ジャズやアヴァンギャルドな精神が組み合わさり、唯一無二のサウンドを展開しておりますわ! オルタナティブやポストパンク的な激情と、ポストロックの緻密に構築された構成――それらが独特の緊張感の中でぶつかり合い、時にジャズのような即興性やアヴァンギャルドな攻撃性を伴いながら、感情のすべてを飲み込むようなカオスと繊細さを併せ持っておりますの。 ただ、中心的なメンバーが脱退したことで、その後の音楽性には変化が生まれましたわ。もっとも、その新たなサウンドも非常に叙情的で素晴らしいものですので、ぜひそちらもお聴きくださいませ!

    2021

    イギリス

    Post Rock/Math rock

  • Flowers of Evil

    ULVER

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     ノルウェーの「Ulver」による2020年作ですわ! ポストロック的な空間感のある音像に、エレクトロニカなシンセポップが加わり、ダンサブルでありながらも音の厚みとアルバムの世界観を強く打ち出した作品となっておりますわ! 終末感や人類の過ち、そして失望など――社会や歴史に対する暗い視線をテーマに据えた本作は、シンセポップでありながら、その音像は暗く、重い感情の深みを見事に表現しておりますの。 ポストロック的な音響や空間処理を巧みに組み合わせ、ジャンルの垣根を越えつつ、新しいサウンドを追求しながらも、普遍的で重厚なテーマを扱った素晴らしいアルバムですわ!"

    2020

    ノルウェー

    Post Rock/Math rock

  • Soundtracks for the Blind

    SWANS

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     アメリカの「SWANS」による1996年作ですわ! 本作は、メンバーである「Michael Gira」様による“イマーシブな宇宙”という意図のもと、存在しない架空の映画のサウンドトラックとして作成されており、曲同士が物語を紡ぐように、余白や音の移行、ドラマチックな演出など、実に幅広い表現を用いたアルバムとなっておりますわ! バンド初期のノイズ期から中期のアンビエント期まで、彼らが長年にわたって培ってきた音楽性やアイデアを凝縮した、まさに“集大成”のような作品ですわ!ドローンやノイズを活用したアンビエントから、まるでライブ演出のような激しいギターサウンド、ポストロック的なクレッシェンド構造まで、実にダイナミックなサウンドを楽しめますの! テーマとしては、絶望や老い、視覚の喪失や懺悔といった深く暗い題材を真正面から扱っており、その二時間を超えるアルバム全体を通して、まさに一つの映画を観るような濃密な音楽体験を味わえますわ! 集中力を試される大作でございますが、その予測不可能な展開と、不思議な混沌感に満ちた世界観は、まさに“驚き”の連続ですわ!

    1996

    アメリカ

    Post Rock/Math rock

  • Fanfare & Fantasy

    COMEDY OF ERRORS

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     イギリスの「COMEDY OF ERRORS」による2013年作ですわ! ネオ・プログレの特徴とも言える、ファンタジックでシンフォニックなサウンドに、スコットランドの伝統音楽のようなトラッド感を併せ持ちつつも、一番の魅力はやはりその美しいメロディですわ! 非常に耳馴染みの良い、キャッチーで明快なメロディにより、流れるようにアルバムの美しい世界へと導かれていくようですわ。 程よい壮大さと、キャッチーで甘いロマンスが見事に融合した、極上のメロディック体験ですわ!

    2013

    イギリス

    Neo-Prog