Brave
MARILLION
イギリスの「MARILLION」による1994年作ですわ!
80年代のネオ・プログレシーンをリードしたバンドでしたが、初期の音楽性を牽引していたボーカルが脱退。その後、新ボーカルに変わり堅実な作品作りを続けてきましたが、満を持して発表されたのが本作、コンセプトアルバムですわ!
「イギリスのある橋で記憶喪失の少女が保護された」という実話に着想を得て作られた本作は、その少女の心を追いながら展開される壮大な叙事詩として描かれておりますわ。
楽曲は組曲形式で連なり、環境音やアンビエントなサウンドスケープが楽曲に深みと自然な揺らぎを生み出し、幻想的でありながら心の揺らぎそのものまで表現しているようですわ!
さらに、このアルバムにはある「仕掛け」がありまして、EDのルートが分岐するようになっておりますわ。通常盤では「Made Again」で救済の歌が歌われるのですが、「Spiral Remake」版を聴くと、そこで物語は幕を下ろし、永遠に闇の中に消えることとなります。
まさにこの物語は、希望であると同時に絶望でもあるという二面性を表現したダブルエンディングですわ!
楽曲がシームレスにつながっているため、通してアルバムを聴くハードルは少し高いのですが、それに見合うだけの素晴らしい音楽体験が待っておりますわ!