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  • Spinoza

    JOHN ZORN

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     アメリカの「John Zorn」による2022年作ですわ!
     多作で知られる彼ですが、ジャズの出身ながら現代音楽やグラインドコアなど様々な音楽を貪欲に取り入れており、その音楽性を定義するのは極めて難しいアーティストです。
     今作は、哲学者「バルーフ・デ・スピノザ」をコンセプトに作成されたアルバムとなっており、フリージャズの即興性とメタルの暴力的サウンドがぶつかり合い、ダイナミックに展開していくサウンドはまさに衝撃的!
     「スピノザ」の問いに対し、「John Zorn」は音で答えを探る...!これぞ新しい時代の哲学の形なのでしょうか!?

    2022

    アメリカ

    RIO/Avant-Prog

  • Sing to God

    CARDIACS

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     イギリスの「Cardiacs」による1996年作ですわ!
     シアトリカルなポップ風味のキャッチーさと、非常に複雑な狂気を孕んでおり、決して聴き流すことを許さない展開や異質さで、リスナーに「これでもか!」というほどのインパクトを与えてきますわ。
     予想を裏切る展開により、次に何が飛び出してくるか想像できない不条理さや、過剰に装飾された表現の数々によるジェットコースターのようなドライブ感は、リスナーに「全く合わないか、とてつもなく好きになるか」という二択を迫るようですわ。
     確かにそのツギハギのような急展開は衝撃的ですが、その中にある優雅さこそが、このアルバムを迷盤ではなくカルト的な名盤へと押し上げていると言えるかもしれませんわ。

    1996

    イギリス

    RIO/Avant-Prog

  • Häxan

    ART ZOYD

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     本作は、ただでさえ悩ましいジャンルである前衛プログレを映画のサウンドトラックにするという、かなり異色な作品!1921年にスウェーデンで作成されたサイレント映画「Häxan」のために制作されたオリジナルサウンドトラックとなっておりますわ。映画の舞台は中世なのですが、そこに大胆にシンセを導入するという攻めの姿勢!しかし、ヴァイオリンやチェロなどのチェンバーサウンドと組み合わせることで、絶妙なバランスを生み出し、非常に不気味で緊迫感に溢れたサウンドになっておりますわ!

    1997

    フランス

    RIO/Avant-Prog

  • Uzed

    UNIVERS ZERO

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     ベルギーの「Univers Zero」による1984年作ですわ!
     「ロック・イン・オポジション」フェスにも参加していたバンドで、特にRIO・アヴァンギャルドの中でも「チェンバーロック」と呼ばれるジャンルの代名詞とも言える存在ですわ!
     「チェンバーロック」とは、チェロやバイオリンなどの管弦楽器の重奏をロックと融合させたジャンルで、オーケストラより小規模ながら、バロックのようなクラシカルな質感が特徴的ですわ。
     しかし、そう聴くと想像されるのは気品のある音楽ですが、チェンバーロックの中には非常にアヴァンギャルドで、呪術的な暗黒感を漂わせるダークな音楽性を持つ作品もございますわ。
     その音楽性を代表するのが、まさに「Univers Zero」!
     アコースティック楽器によるクラシカルなアンサンブルの深みのある音が、その暗黒性をさらに深い深淵へと導き、そこにロックの攻撃性が加わることで、音楽は激しく深みに押し込まれますわ!
     また、本作ではシンセサイザーも効果的に用いられ、クラシカルな音色から電子音まで、音色の幅を豊かに広げていますわ。
     暗黒チェンバーロックという、アヴァンギャルドな世界への片道切符にふさわしいアルバムですわ!

    1984

    ベルギー

    RIO/Avant-Prog

  • Legend (or Leg End)

    HENRY COW

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     イギリスの「Henry Cow」による1973年作ですわ!
     フリージャズ的な即興と現代音楽的なサウンドを融合させ、まさに「レコード会社があなたに聴かせたくない音楽」と言われる前衛ぶりを発揮しておりますわ。
     鳴り響く不協和音は、メロディなのか音の断片なのか判別がつかず、どこからどんな音が飛び出すかも予測できない、緊張感あふれるサウンドですわ。
     しかし、聴き進めると、室内楽のようなチェンバー的気品と知性も感じられ、断片的に聴こえる音の数々が実は複雑なアンサンブルであることに気づかされますわ。
     理解が難しい狂気的な一枚ですが、プログレを知る上では必聴の作品。燦然と輝くアヴァン・プログレの伝説的アルバムですわ!

    1973

    イギリス

    RIO/Avant-Prog

  • The Grand Wazoo

    FRANK ZAPPA

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     稀代の天才!あるいは変態? アメリカの「Frank Zappa」による1972年作ですわ!
     彼が音楽ジャンルに与えた影響というのは計り知れないものがありますが、本アルバムは特に「ロックを現代音楽の文脈に押し上げる」というビジョンのもと制作された、“ビッグバンド・プログレッシブ・ジャズ・ロック”と呼ぶにふさわしい作品ですわ!
     参加メンバーは総勢20名以上という大編成で、ジャズのビッグバンド的サウンドを持ちながらも、その軸はあくまでロック。ギターやリズムの存在感が、楽曲をグイグイと推進していきますの!
     壮大なアンサンブルの中には「Frank Zappa」特有のユーモアやシニカルさ、そして奇抜さが渦巻いており、知的でありながらも混沌とした実験性には思わず舌を巻きますわ!
     ロックとジャズがお互いに影響を与え合っていた時代に、その両方を飲み込まんとするスケール感で生み出された、まさに天才・奇才の所業。異端にして王道の神髄、ここに極まれり!

    1972

    アメリカ

    RIO/Avant-Prog

  • Magma

    GOJIRA

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     フランスの「Gojira」による2016年作ですわ!
     2024年のパリオリンピックの開会式で刺激的なパフォーマンスを披露されたことでも有名な「Goijra」!
     そのアルバム名の通り、地底深くでそのエネルギーを凝縮するように、地響きのように鳴り響くサウンドと、祈りにも似た叫びが地の底から大地を震わせるように轟くボーカルは、非常にプリミティブ!
     彼らの持つ緻密でテクニカルな演奏技術が、そのプリミティブさと融合することで、情緒的でありながら衝動的。非常にドラマチックなアルバムとして完成しましたわ!

    2016

    フランス

    Tech/Extreme Prog Metal

  • Lateralus

    TOOL

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     アメリカの「TOOL」による2001年作ですわ!
     表題曲は、フィボナッチ数列(黄金数)の構造をなしており、音節のリズムなどが、1/1/2/3/5/8/5/3...と次々に変化!
     その、あまりに複雑なそのリズムはもはやカウント不可能!?完成された構成美と、知的な数学の構造美。そこに息を呑むような凶暴なメタルサウンドが融合し、その黄金の螺旋の中でリスナーを飲み込まんとするその音像!しかも叙情的なメロディまで携えているのですから、これはたまらない!
     まさに彼らの芸術性と革新性を余すところなく体感できるアルバムでございますわ!"

    2001

    アメリカ

    Experimental/Post Metal

  • Alternative 4

    ANATHEMA

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     イギリスの「ANATHEMA」による1998年作ですわ!
     元々は「デス・ドゥーム・メタル」な音楽性を持ったバンドだったのですが、このアルバムが転機となり「プログレ」へと舵を切っていったバンドですわ!そんな2 つのジャンルの橋渡しをしているような作品であり、激しいメタルサウンドをベースにしながらも、アンビエントやシンフォニック、サイケデリック的な浮遊感など叙情的な音像が加わり、サウンドにグッと深みを与えておりますわ!
     その後、バンドはプログレの方向性に舵を切るのですが、この音楽性は昨今のポスト・プログレサウンドの礎とも言えるでしょう!"

    1998

    イギリス

    Experimental/Post Metal

  • Remedy Lane

    PAIN OF SALVATION

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     スウェーデンの「Pain of Salvation」による2002年作ですわ!
     バンドの中心人物である「Daniel Gildenlöw」様による半自伝的なコンセプト・アルバムで、内省的なテーマを描いていることもあり、そのメロディは繊細で叙情的。そして、どこかシアトリカルな雰囲気も漂う、深い物語性に満ちておりますの。
     ダークなメタルサウンドが、物語の中で描かれる苦悩や葛藤を激情的に、時には技巧的に彩り、揺れ動く感情をエモーショナルに表現しておりますわ!
     自己との対峙、愛と喪失の物語——。魂に訴えかけるような、心を揺さぶるプログレッシブ・メタルの名盤ですわ!

    2002

    スウェーデン

    Progressive Metal