Horse Rotorvator
COIL

イギリスの「COIL」による1986年作ですわ! ギター・シンセ・ホーン・ノイズのコラージュが絡まり合うような衝撃的なオープニング! そして、続くインダストリアルな質感と前衛的なサウンドが混ざり合い、哲学的なテーマとともに時にダークアンビエントで静謐に、時にドラマチックに激しく展開する構造美は、まさに「音の儀式」! 叙情と構造が均衡したこの音楽性が後のインダストリアル・ロックに与えた影響は計り知れませんわ!
レコメンド
イギリスの「COIL」による1986年作ですわ! ギター・シンセ・ホーン・ノイズのコラージュが絡まり合うような衝撃的なオープニング! そして、続くインダストリアルな質感と前衛的なサウンドが混ざり合い、哲学的なテーマとともに時にダークアンビエントで静謐に、時にドラマチックに激しく展開する構造美は、まさに「音の儀式」! 叙情と構造が均衡したこの音楽性が後のインダストリアル・ロックに与えた影響は計り知れませんわ!
イギリスの「GENTLE GIANT」による1975年作ですわ! 同バンドの最高傑作とも名高いこのアルバムは、超技巧的にしてポップ。中世ルネッサンスのような優雅さとシニカルなファンキーさ。そして躍動する変拍子...。まさに「GENTLE GIANT」らしさ全開の唯一無二なサウンドですわ! 矛盾するような音楽性を、破綻寸前のギリギリのところでポップスに昇華させるその技量はまさに「プログレの巨人」に相応しい完成度! この音楽性に魅了されてしまうと、そこからはプログレ沼ですわよ!!
スウェーデンの「GÖSTA BERLINGS SAGA」による25年作ですわ! 実験的なカオスティックなサウンドで幕を開けますが、続く曲は意外にもクラウトロック的なビートにダークなシンセが轟いており、全体を通して荘厳でありながら、どことなく不穏さを感じられる。そんなアルバムになっておりますわ! しかし、それらの曲のどれもが構造的に編み込まれており、いつの間にかこの蠱惑的な美しさに足を取られ、呑み込まれてしまうようですわ!
イタリアの「DAAL」による25年作ですわ! 全体を通してダークな音像と浮遊感のあるサウンドスケープにより、まるで深い闇に足を取られたように前後不覚に陥るような体験ですわ!そんな仄暗いメロディの中で煌めくようなメロトロンがキラッ、キラッと輝くように響き、より深淵へと誘われるような感覚になりますわ! 様々なジャンルのサウンドを織り交ぜながらダークに展開する構築美には、これぞまさにプログレッシブ!と喝采したくなるアルバムですわ!
ロシアの「VESPERO」による25年作ですわ! 架空のSF作家Kilgore Troutをモチーフにまとめられたコンセプトアルバムとなっており、まさにSF感漂う浮遊感のあるスペーシーなサウンドとなっておりますわ! そんな宇宙的なサウンドの中には、どことなくワールドミュージック的なオリエンタル色や、アップテンポなビートが刻まれ、コンパクトで聴きやすくも、メロディアスな世界観に没入できるアルバムとなっておりますわ!
スウェーデンの「THE FLOWER KINGS」による25年作ですわ! 70sのクラシックなメロディックなシンフォニックプログレの音楽性を引き継ぎながらも、その音楽性をより芳醇に、そしてより麗しく進化させ続けるバンドによる最新作! ヴィンテージな楽器群による叙情的で美しい響きと、壮大でありながらポップなメロディとハーモニーが交わり合い展開される甘いサウンドは、優美な気品に満ち満ちていますわ!! まさに「Love」が溢れるアルバムですわ!
アメリカの「PYRAMIDS」による25年作ですわ! 没入感のあるふくよかなアンビエントな音像と、脈打つようなビート。揺蕩うように歌うメロディを聴く限り、ポストロックのような雰囲気を感じるのですが、少しずつ形を見せるブラックゲイズのギザギザとエッジの効いたサウンドにより、音の密度とノイズが濃くなり、それが臨界点に達していく様子は、まさに恍惚の体験! 壮大な音像でありながらも、どこかヒップホップ的なダンサブルなリズムがグイグイと聞き手を引っ張ってくる不思議な体感がたまりませんわ!
アメリカの「PELICAN」による25年作ですわ! 轟音系のポストロックサウンドとブラックゲイズの狭間にありながら、エモ・ストーナーなサウンドと、シューゲイザー・ドリーミーな音像が非常にスタイリッシュなサウンドですわ! 力強く前進していくようなパワフルさと、揺れながら大きく世界観を拡げていくような音の高揚感は、まさにジャケットの小さな炎が揺れ動きながら、大きな炎へと優雅に、力強く拡がっていくような美しさをアルバムですわ!
イギリスの「MARK PRITCHARD」と「THOM YORKE」によるコラボレーションアルバム25年作ですわ! そのエレクトロニック・サウンドは、デジタルでありながらヴィンテージな質感を有しており、洗練されていながらも揺らぎのような音像を醸しておりますわ! そこに響き渡る「THOM YORKE」様の幽玄で美しいボーカルが、レトロフューチャー的なディストピアを想起させますわ! しかし、少しずつエレクトロニックからアナログな楽器が増えていったりリズムが微妙にずれていく様子は、とてもコンセプチュアルでSF映画のような映像美までも感じられるようなアルバムですわ!
日本の「ANSWER TO REMEMBER」による19年作ですわ! 「King Gnu」のレコーディングにも参加したりと、日本で一番多忙なドラマーと言っても過言ではない「石若駿」様が中心となったバンドで、ジャズ・フュージョン・エレクトロ・マスロック・ファンク・テクノ・ポップス・アヴァンギャルドなど様々なジャンルを実験的に取り込んだアルバムですわ! その軸は確かにジャズにあると感じさせるのですが、スリリングな展開と、緻密な構成力。ダイナミックにジャンルという垣根を超えていくサウンドは、次に何が飛び出してくるかとワクワクするアグレッシブさに満ちていますわ!