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  • Close to the Edge

    YES

      キラキラと輝く宝石の煌めきをそのまま音に閉じ込めたような、透き通るサウンド。空へと舞い上がるかのように広がる、讃美歌のように厳かで美しいコーラスは、耳に触れた瞬間から心を優しく包み込み、まさに至福の聴き心地!  けれども、ただの美しさに留まらないのが本作の真骨頂。よく耳を澄ませば、ステージ上を縦横無尽に駆け巡るようなアグレッシブなベースラインが、力強く脈打っていますの。そして、その上を舞うギターはまさにアクロバティック!高低を自在に行き来し、鋭いフレーズから繊細なアルペジオまで、瞬く間に表情を変えるその姿は、まるで空を舞う鳥のようですわ。  一聴すれば、各パートがそれぞれ別の楽曲を奏でているかのように自由奔放ですが、美しいボーカルがそのすべてをひとつにまとめあげ、完璧なアンサンブルへと昇華してしまいますわ。こうして生まれた音楽は、まさに奇跡のような調和。これぞ永遠に語り継がれるべき偉大なアルバムですわ!

    1972

    イギリス

    Symphonic Prog

  • In the Court of the Crimson King

    King Crimson

      「プログレッシブ・ロック」の象徴的存在にして、半世紀以上を経た今なお多くのアーティストやリスナーに計り知れない影響を与え続けている、まさに唯一無二の金字塔的名盤! それが「King Crimson」による衝撃のデビュー・アルバム『In the Court of the Crimson King』ですわ!  冒頭を飾る「21st Century Schizoid Man」は、鋭く切り込むギターとブラス、そして複雑かつスリリングなリズム展開によって、当時のロックの概念を一気に塗り替えた歴史的瞬間ですわね。一方で「I Talk to the Wind」に聴かれるような英国的で叙情豊かなメロディや、「Epitaph」における荘厳なメロトロンの響きは、まるで音楽が壮大な詩画となったかのような美しさを湛えていますわ。  スリリングな前衛性と、胸を打つ抒情性。  その相反する要素を見事に同居させた本作は、まさにロック史に燦然と輝くバイブルですわ!

    1969

    イギリス

    Eclectic Prog

  • Laudanum

    ANIMATE

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     ポーランドの「ANIMATE」による25年作ですわ! インスト中心のプログレメタル作品となっており、静的な浮遊感と感情的な爆発が交差して、劇的な展開による構築美がありますわ! Dream Theaterのような王道のプログレ・メタルをよりモダンに、しかし個性的に再構築したアルバムですわ!

    2025

    ポーランド

    Progressive Metal

  • Hero And Heroine

    STRAWBS

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     イギリスの「STRAWBS」による1974年作ですわ! 当時、バンドの中心メンバーが次々と脱退してしまい、窮地に陥った状態でしたが、なんと当時音楽業界を引退していた元RENAISSANCEメンバーを招聘することで危機を乗り越えたアルバムですわ! 素朴で叙情的な英国フォーク・ロックに、クラシカルにメロトロンの魔法をかけて幽玄で幻想的なムードを織り交ぜられた音楽性は「これこれこのサウンド!」とプログレ心をくすぐってくれますわ! よりシニカルで素朴なメロディはポップさは控えめですが、決して弱くはなく全体を通してメランコリックな美しさに溢れていますわ!

    1974

    Prog Folk

  • Relayer

    YES

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     イギリスの「Yes」による1974年作ですわ! 1曲目にしてアルバムのA面を占める「The Gate Of Derilium(錯乱の扉)」は、ロシアの小説家レフ・トルストイの「戦争と平和」から着想を得たとされており、野心のある有望な若者が、祖国のために立ち上がり戦いへと挑んでいく、その過程を穏やかなオープニングから緊張感が高まっていくサウンドで見事に表現!中間のインストパートでは攻撃的なサウンドによるテクニックとエネルギーが爆発! そして、最後は美しく幻想的で神秘的なバラードで、平和と幸せを噛み締める...。 これぞまさに、YESによる一大叙事詩!ドラマチックでスリリング、そしてシアトリカル。そして何よりもその飽くなき挑戦心こそプログレッシブ・ロックの体現ですわ!!

    1974

    イギリス

    Symphonic Prog

  • Trollringen

    ANDERS BUAAS

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     ノルウェーの「ANDERS BUAAS」による25年作ですわ! アコースティックなフォークソングと幻想的なサウンドが、まさに叙情詩のように表現されており、目を閉じれば風景さえも浮かんでくるような感情の深さを感じられますわ。 静謐な前奏からドラマチックに展開していくアルバムの構成も、また芸術的!! このアルバムを聴き終える頃には、きっと静かな余韻が残っているでしょう...!

    2025

    ノルウェー

    Crossover Prog

  • Відрада

    OBIYMY DOSCHU

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     ウクライナの「OBIYMY DOSCHU」による25年作ですわ! タイトルである「Відрада」はウクライナ語で「喜び、慰め、安らぎ」を意味しており、戦争の記憶・恐怖の中で救いと希望を求めるアルバムとなっておりますわ。 音楽による抵抗と再生。 この思いが平和を願う灯火となりますよう、どうか心穏やかにお聴きくださいまし。

    2025

    ウクライナ

    Crossover Prog

  • Horse Rotorvator

    COIL

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     イギリスの「COIL」による1986年作ですわ! ギター・シンセ・ホーン・ノイズのコラージュが絡まり合うような衝撃的なオープニング! そして、続くインダストリアルな質感と前衛的なサウンドが混ざり合い、哲学的なテーマとともに時にダークアンビエントで静謐に、時にドラマチックに激しく展開する構造美は、まさに「音の儀式」! 叙情と構造が均衡したこの音楽性が後のインダストリアル・ロックに与えた影響は計り知れませんわ!

    1986

    イギリス

    Progressive Electronic

  • Free Hand

    GENTLE GIANT

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     イギリスの「GENTLE GIANT」による1975年作ですわ! 同バンドの最高傑作とも名高いこのアルバムは、超技巧的にしてポップ。中世ルネッサンスのような優雅さとシニカルなファンキーさ。そして躍動する変拍子...。まさに「GENTLE GIANT」らしさ全開の唯一無二なサウンドですわ! 矛盾するような音楽性を、破綻寸前のギリギリのところでポップスに昇華させるその技量はまさに「プログレの巨人」に相応しい完成度! この音楽性に魅了されてしまうと、そこからはプログレ沼ですわよ!!

    1975

    イギリス

    Eclectic Prog

  • Forever Now

    GÖSTA BERLINGS SAGA

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     スウェーデンの「GÖSTA BERLINGS SAGA」による25年作ですわ! 実験的なカオスティックなサウンドで幕を開けますが、続く曲は意外にもクラウトロック的なビートにダークなシンセが轟いており、全体を通して荘厳でありながら、どことなく不穏さを感じられる。そんなアルバムになっておりますわ! しかし、それらの曲のどれもが構造的に編み込まれており、いつの間にかこの蠱惑的な美しさに足を取られ、呑み込まれてしまうようですわ!

    2025

    スウェーデン

    Eclectic Prog