Progressive Metal

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Progressive Metal
 Progressive Metal(プログレッシブ・メタル)とは、ヘヴィメタルの攻撃性とプログレッシブ・ロックの複雑性や構築美を融合させたスタイルですわ。
 変拍子や長尺構成、技巧的な演奏を特徴とし、力強いギターリフや重厚なリズムと、叙情的でドラマチックな展開が共存しており、重厚かつ知的で、感情表現や構成美に重点を置いた、メタルの進化系プログレ様式ですわね。
  • A Pleasant Shade Of Gray

    FATES WARNING

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     1980年代にヘビーメタルバンドとしてデビューしたアメリカの「Fates Warning」ですが、アルバムを発表するごとに、徐々に複雑な構成・トラックの時間が長くなり、叙情的なメロディなどクラシックやジャズ・そしてプログレの影響を受けていきます。
     そして、過渡期を経て1つの完成形として結実したのが1997年に発表された本作ですわ!
     トラックは別れているものの、実質アルバム全体で1曲という形で構成されており、元々のメタルらしいインダストリアルな質感に激しいリフ、さらにジャズのようなドラミングにクラシカルなプレリュード。美しいバラードに即興的なインスト...欲しいものが何もかも詰まっている夢のようなアルバムですわ!
     プログレからメタルへのアプローチではなく、メタルからプログレへのアプローチという点も、注目すべきポイントですわね!

    1997

    アメリカ

    Progressive Metal

  • Aspiral

    EPICA

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     オランダの「EPICA」による2025年作ですわ!
     オーケストラアレンジが加わった壮大で映画のようなシンフォニックと、メタルの重さによる重厚でゴージャスなサウンドによる圧倒的な世界観を演出!
     それでいてメロディやメタル的なサウンドがはっきり現れており、純粋なシンフォニック・メタルとしての王道を突っ走るようなアルバムとなっておりますわ!
     何と言っても、特筆すべきはやはりボーカルを務める「シモーネ・シモンズ」様の圧倒的な歌声!
     もはや、オペラに突っ込んでいるかのようなそのパワフルでドラマチックな歌声は、オーケストラにもバンドサウンドにも負けないどころか、それらを従える女帝のような存在感!
     この圧倒的な世界観!気になった方は、なんと「進撃の巨人」の主題歌もカバーしておりますので、そちらも要チェックですわ!

    2025

    オランダ

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  • Out of Myself

    RIVERSIDE

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     ポーランドの「RIVERSIDE」による2004年作ですわ!
     彼らのデビューアルバムにして、一番最初の曲からいきなり12分の大曲を入れるという、彼らのプログレッシブなスタイルを象徴するようなアルバムですわ!
     もちろん、スタイルだけではなくそのサウンドもすでに高い完成度を誇っており、叙情的な美しさと浮遊感。ドラマチックな構造美。そして、哀愁のあるメロディックなサウンド!とてもデビューアルバムとは思えない素晴らしいクオリティですわ!
     もちろん、この後どんどん研ぎ澄まされていくサウンドに対して、本作はバンドの生々しさが存在しており、その振り切るような揺らぎがサウンドをよりドラマチックなコントラストを生み出しており、物語のような世界観に一瞬で引き込んでくれますわ!
     メタル・サウンドではあるものの、メロディックさや叙情の方が強く、ドラマチックな物語の中の展開として機能しており、ハードでダークなプログレ作品として聞き応えのある一枚となっておりますわ!

    2004

    ポーランド

    Progressive Metal

  • Detachment From Reality

    EMPYREAN SANCTUM

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     アメリカの「EMPYREAN SANCTUM」による25年作ですわ!
     重厚な構成とメタリックなサウンド!これぞプログレッシブ・メタルの王道と言わんがばかりの、ストレートなメタルサウンドがかっこいい!
     反面、アルバムのコンセプトは非常にシリアスで内省的なテーマとなっており「孤立・疎外感や自己喪失」と言った自身の内面を描き、それを見つめ直し再生するという存在意義を問わんとする強いコンセプトアルバムとなっておりますわ!
     そんな複雑な心理を複雑な演奏で、まるでバラバラになったパズルをつなぎ合わせるかのように緻密に構築し直し「存在の断片を探し、そして繋いでいく」ような構築美となっておりますわ!
     プログレッシブ、かくありなん!

    2025

    アメリカ

    Progressive Metal

  • Lemmon Lintu

    MASTORD

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     フィンランドの「MASTORD」による25年作ですわ!
     ダークなプログレメタルサウンドが支配しており、まるで雪に覆われた地で冬の冷たい風が吹き抜けていくようなサウンドスケープと相待って、非常に冷たくエッジの効いたサウンドと、感傷的なメロディが沁み渡るようですわ。
     反面、激しさは幾分か抑え気味で、よりメロディックさとコンセプチュアルなアルバムの世界観へと没頭できる、ドラマチックな展開と、死と再生を描く深淵的なクールさが同居したアルバムとなっておりますわ!

    2025

    フィンランド

    Progressive Metal

  • Espresso Della Vita: Lunare

    MAESTRICK

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     ブラジルの「MAESTRICK」による25年作ですわ!
     このアルバムは、2018年にリリースされた「Espresso Della Vita: Solare」に対する「Lunare」に当たる作品ですわ!「光」に対する「闇」と言ったところでしょう。
     そのコンセプトの通り、歌詞やテーマは「人種差別」や「虐待」など、社会的なシリアスなテーマを帯びておりますわ。
     物語性が強く、シアトリカルな表現とシンフォニックメタルが融合!しかし、曲によってはスウィング・ジャズ風味な曲や、ブラジリアンなリズムが入ってきたりと、その目まぐるしく変わる様々な表現は、まさに演劇を見るような展開になっておりますわ!
     しかし、物語が核心に向かうにつれ、シンフォニック要素が強まり、最後を飾る大曲にてそのフィナーレを迎える構造美は、まさにドラマチックで感動的!
     ぜひ、前作と合わせて、この物語をの世界を体験ですわ!

    2025

    ブラジル

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  • Myst of Lyriad

    THOUGHT CHAMBER

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     アメリカの「THOUGHT CHAMBER」による25年作ですわ!
     本作は、それまでのボーカルが離脱してしまったため、3名の新ヴォーカルを迎えての作品となっておりますわ!そのため、三者三様のボーカルによる歌や共演があり、曲ごとに表情がガラッと変わるダイナミックなアルバムとなっておりますわ!
     構成としてはは激しいメタルサウンドや、各楽器がインタープレイで凌ぎを削る激しい展開と、弦楽器も含む抒情的でアコースティックな間奏のバランスが素晴らしく、ボーカルの変化、サウンドの変化など一枚のアルバムで様々な変化の形を楽しむことができますわ!
     ボーカルの離脱というバンドにとって厳しい状況を逆手に取ったようなアプローチには、逆境に抗うバンドのプログレッシブな精神が窺い知れますわね!

    2025

    アメリカ

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  • Remedy Lane

    PAIN OF SALVATION

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     スウェーデンの「Pain of Salvation」による2002年作ですわ!
     バンドの中心人物である「Daniel Gildenlöw」様による半自伝的なコンセプト・アルバムで、内省的なテーマを描いていることもあり、そのメロディは繊細で叙情的。そして、どこかシアトリカルな雰囲気も漂う、深い物語性に満ちておりますの。
     ダークなメタルサウンドが、物語の中で描かれる苦悩や葛藤を激情的に、時には技巧的に彩り、揺れ動く感情をエモーショナルに表現しておりますわ!
     自己との対峙、愛と喪失の物語——。魂に訴えかけるような、心を揺さぶるプログレッシブ・メタルの名盤ですわ!

    2002

    スウェーデン

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  • Operation: Mindcrime

    QUEENSRYCHE

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     アメリカの「Queensrÿche」による1988年作ですわ!
     かの「Dream Theater」様よりも前に、メタルの音楽性を追求した“プログレッシブ・メタル”の草分け的アルバムとなっており、記憶喪失の主人公を追うコンセプト・アルバムですの!
     そのシリアスなストーリーを表現するため、主人公の声もゲストで迎え、台詞回しやコーラス隊による群衆の声など、ロック・オペラとしてシアトリカルに展開していきますわ!
     曲間にもSEや演出が挟まれ、まるで一つの劇を観ているようにアルバムが進行していきますの。そのドラマチックな展開を際立たせるように、拍やテンポの変化、技巧的なフック、そして語りや憂いから爆発するようなメタルリフ――まるでアクション映画のような展開にドキドキが止まりませんわ!
     果たして、主人公ニッキーと謎の男ドクターXとの関係は!? そしてシスター・メアリーの運命は!? 一体どうなってしまうのかしら!?
     えっ、「II」もあるんですの!?

    1988

    アメリカ

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  • Images and Words

    DREAM THEATER

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     アメリカの「Dream Theater」による1992年作ですわ!
     ヴォーカルに「James LaBrie」様を迎えての初作であり、その後に至るまで脈々と続くバンドの方向性を決定づけたアルバムですわ!
     それまでもプログレッシブ・ロックとメタルの融合は模索されておりましたが、やはりジャンルとしての完成形は、このアルバムによって成し遂げられたと言っても過言ではないでしょう!!
     クラシカルなプログレッシブ・ロックが持つメロディアスな叙情性や、シンフォニックでドラマチックな構成を備えつつ、テクニカルな変拍子や複雑な展開をメタリックに洗練させたサウンドは、まさにプログレッシブ・メタルの金字塔ですわ!
     ヒット曲「Pull Me Under」も素晴らしいですが、わたくしとしては「James LaBrie」様の甘いボーカルが光る「Another Day」の美しさとドラマチックなバランスが、とても魅力的で最高ですわ!

    1992

    アメリカ

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