Mirage
KLAUS SCHULZE

ドイツの「Klaus Schulze」による1977年作ですわ! キャリアの初期には「Tangerine Dream」や「Ash Ra Tempel」でドラマーとして活躍しておりましたが、その後はソロとして活動。 本作は特にそのキャリアの中でも、アンビエント・スペースミュージックに接近した頃のアルバムで、静謐にして深淵な電子音楽の世界が堪能できますわ! 元ドラマーとして活動しておりましたが、本作ではドラムの音はほぼ皆無。シンセやドローンの音の波、余韻の間、そして余白や静寂が、ヒーリングミュージックのような安らぎと落ち着きを与えてくれますわ。また、サブタイトルは「電子的な冬の風景」と付けられており、その氷のような透明感や電子的な冷たさが音から伝わってきますわ。 電子音楽界のパイオニアとも呼べる彼の作品群は、アンビエント・ニューエイジの基礎となり、「ベルリン・スクール」と呼ばれるスタイルの代表格とも言える名盤となっておりますわ!