Echoes
FIRE!

スウェーデンの「Fire! Orchestra」による23年作ですわ! 合計43名という大人数で編成されており、バンド史上最大のラインナップとのこと! コンテンポラリー・フリージャズ…いえ、むしろこの編成ならばフリーオーケストラ? それぞれの楽器がグルーヴとしてまとまったり、狂乱の渦へと誘ったりめまぐるしく変化したりする様相は、重厚にして圧巻!
レコメンド
スウェーデンの「Fire! Orchestra」による23年作ですわ! 合計43名という大人数で編成されており、バンド史上最大のラインナップとのこと! コンテンポラリー・フリージャズ…いえ、むしろこの編成ならばフリーオーケストラ? それぞれの楽器がグルーヴとしてまとまったり、狂乱の渦へと誘ったりめまぐるしく変化したりする様相は、重厚にして圧巻!
イギリスの覆面メタルバンド「SLEEP TOKEN」による23年作ですわ! 今年のメタルベストを総なめしたモンスターアルバムですわ! ただのメタルと思ったら大間違い、ダークさヘヴィさを持ちながらも、R&Bやエレクトロといったさまざまな要素を融合させ、独自のサウンドを展開!
アメリカの「BARONESS」による23年作ですわ! 美しいジャケットが目を惹きますが、それに負けないくらいの 美しく重厚で豊かなハーモニーとヘヴィなグルーヴ!気怠さも感じさせつつもスリリングさと優美なハーモニーが絡み合うアンサンブルは圧巻!
オーストラリアの「Unitopia」による23年作ですわ! モダンシンフォ・ネオプログレのような壮大さと美しいメロディから激しいリフのメタルサウンドまで緩急に富んだアルバムですわ! 特に注目すべきは2つの大曲!モダンプログレの雄、ここに復活ですわ!
ドイツの生きるクラウトの伝道師「GURU GURU」による23年作ですわ! バンドが半世紀かけて追求してきたプリミティブなリズムとフリージャズ・サイケ&スペースの独自のロックに、 今作ではさらにエレクトロダンスやヒップホップからも影響を感じさせるようなリズムを吸収したりと、いまだにそのプログレッシブは止まらない!! 音楽に限界を決めることなくクラウトロックの最先端…いや少し先の未来を進み続けていますわ!!
ネオプログレの一角「GALAHAD」による23年作ですわ! メリハリの効いた展開に、印象的な歌メロ。そして泣きのメロディ。ネオプログレとモダンさの融合ですわ! 一方で、アルツハイマー病や認知症、パーソナルな事象をテーマにしており、その痛ましい歌詞と終わりのないように感じる苦しみの中で希望を求める。 コンセプトも相まって気軽にはおすすめしづらいのですが、是非。
ロシアの「ROZ VITALIS」による23年作がイタリアのレコード会社から登場ですわ! アルバムのタイトルはラテン語で「彼らは自分自身が何をしているのか分からない」という自国の昨今の軍事行動に対する警鐘をテーマにしておりますわ。 甘くメランコリックなメロディが流れてきたかと思えば、激しい爆発のような激情的なサウンド、それら2つが常に混ざり合いせめぎ合いながら展開されていきます。 美しく感情的なピアノソロに乗せられた想い・メッセージを感じながら時間をかけて聴いていきたいですわ。
イギリスのフォークプログの雄「Jethro Tull」からのクリスマスプレゼントは03年作ですわ! アルバムを再生した時にすでにわたくしたちは英国の田舎で馬とそりに乗っていますわ!横にはサンタ服に身を包んだフルート吹きのおじさんに、陽気なバンドメンバーたち! コアなファンもこれには困惑!でも楽しいからOKですわ!ほとんど聞き馴染みはないけれど、コアなプログレリスナーのクリスマスの楽しみにおすすめのアルバムですわ! 皆様、メリークリスマス!!
イタリアのCHORUSCANTによる20年作にしてデビューアルバムですわ! タイトルの通りチャールズ・ディケンズの小説「クリスマス・キャロル」をコンセプトに作成されたこのアルバムは、聞き馴染みのある楽しいクリスマスから一転、不気味で聞き馴染みのない暗く寒いイブへとタイムスリップ。ある初老の商人の数奇な物語を歌い語り始めますわ。 ベースにはメタルのようなハードさがありつつもクラシックやフォークなどを上品にアレンジし、変拍子もうまくフックとして利かせて彼の奇妙な物語をシニカルかつダイナミックに歌い上げますわ。 果たして商人に訪れる結末はどうなるんでしょうか!?
オランダの大怪獣「KING GIZZARD AND THE LIZARD WIZARD」による今年2枚目のアルバムですわ! 前作はゴリゴリのメタルアルバムだったのに対し、今作はジャケットからもわかるようにキーボード・シンセ中心のアルバムですわ! つい前作と比べてしまうのもあり、いつもの暴れ回るようなサウンドは弱いと思う反面、新しいバンドの顔も見せてくれる一枚! 来年以降に今年の2作が融合された新しいサウンドが生まれるかと思うと、ワクワクですわ!